禁言

2/6

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
「生贄と言っても」 「誰の子を?」 「私は嫌よ」 「俺だって」 「いい親なんていない」 「親なしは?」 「そういえば南に」 「奴隷の?」 「あんな小汚ない子を?」 「食えれば一緒だろう」 「うまくなさそうな餓鬼だったな」 「それでは、あの子を」 「異論なく」 「仕方ない、街のためだ」 「それでは」 「生贄には」 「あの奴隷を」 .
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加