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仲間を大切にしてきた。
平等に大切にしてきた。
自分を慕ってくれる仲間が大好きだった。
喧嘩をしても最後には笑いあっていた。
誰も欠けることなくここまできた。
なのに……。
なのに……。
それを奪いやがった。
急に現れて、急に名を上げて、急に喧嘩して、急に……急に仲間を奪われた。
許せるか?
俺はこいつを許せるか?
否、許せない。
でも、ここは耐えなきゃいけない。
まだ、まだ、二人人質なんだ。
その二人はなんとしてでも守らなきゃいけない。
俺は最低だ。
仲間を守る為に名を上げて、仲間を守る為に生きてきたのに。
たった一人も守れないなんて、頭として、慕われてた者として、どうなんだよ。
最低すぎる。
悔しい。
涙が溢れる。
マジ……申し訳ねぇ。
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