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「ハッ!」
階段手前で跳躍し、片手で握って指が届くくらいの丸い手すりに乗る。
上履きの柔軟性を活かし、足裏をまげて手すりを足裏で掴むような気持ちで滑降するのがポイントだ!
体勢はスノーボードをイメージしてくれ!
シュシュシュゥゥウウウ!と摩擦音を轟かせ、滑降する。そして難所の中の難所が訪れるのだ。
この階段は螺旋階段ではない。一般的な学校の階段を知る者ならば分かると思うが、手すりが途中で途切れる箇所が多く存在する。手すりは階段の内側にしかないのだが、そこで「急ターンレーンチェンジ」という超高難易度のトリックを決めなければならない。
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