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「…砂糖は、確かふたつだよな…?」 「はい」 砂糖をふたつ入れてスプーンでかき混ぜると、それを古泉の前に置く。 「……」 「……」 古泉はそれを飲もうとはせず、じっと俺を見つめている。 俺はと言うと、その視線に耐えきれず、下を向いて(正座してる)手を握りしめていた。 『いつからそこに…』 『メールしてからです』 今は冬に近い時期。 何気なく触れた古泉の手があまりにも冷たかったので、慌てて家に入れたのだが… 「(さっきから視線が痛いんですけどっ…!)」 家に入ってから(入る前からかも知れないが)ずっと俺を見続けているのだ。 見ていても何も出ないのに。 「…何で」 ふと、古泉が口を開く。
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