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澪Side
やっと1年生が学校になれた頃
…5月下旬
…もうすぐ梅雨の季節だ
『みい!もう告っちゃおう!』
美緒が両手で私の肩にポンと置いた。
「え、無理だよ…
だって喋った事もないんだよ!?
遼先輩とは、喋った事もないんだよ?!」
私は今美緒に恋の相談中。
私の好きな人は里中遼先輩。
みんなが憧れる先輩。
バスケ部所属。
スゴくクールでメガネをかけて本を探してる遼先輩の横顔はありえないほどかっこいい。
なのにそれとは逆にメガネを外し髪型をスッキリさせ、本気でボールを取りに走る姿もありえないくらいかっこいい。
私的にはメガネをかけてる時の方が好きかな///
な、なーんてね///
『みい!弱気になっちゃダメだよ。
大丈夫!会長はそんなこと思わないよ!』
「美緒はさ、そうやってなんでも出来るけど私は出来ないの…も~、私美緒になりたいよ…」
美緒はいいよね。男子からも女子からも人気でさ…
顔も可愛いし、スタイルいいし、性格いいし、悪いところなんていくら探してもないもん。
『別にあたしはみいがどうなろうと知らないけどさっ。
あ、ヤバい!先生呼んでる!
またあとでね!』
私は美緒に軽く手をふった。
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