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私は浩二の服を掴んだ。
「行っちゃヤダ…」
こんなことを言ってもあまり恥ずかしくない自分がちょっと怖かったり。
「朝飯どうすんの?」
「私はいらないょ」
なんでも君の優しさに甘えてる私ってどうなんだろ。
「じゃいっか」
っていいながらマンガを引っ張り出して読んでるし。
どうせ読むんだったら隣来てよ…。
ちょっとそんなことを思った。
ガタっと椅子から離れて隣に来た。
「やっぱTシャツだけじゃさみぃな」
ちょっいきなり来ないでよ!
心の準備できてないし!
…とは言えないし、顔が赤くなりそうだったから背中を向けて寝たふりしよっと。
「…クッ……プスス………ナハハハハハ!!」
「うるさい!人が寝てんだから静にしてよ!」
寝てないけどね。
しかも私の部屋じゃないし。
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