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「つかさ、良い案ねぇか?
じゃなくて唯ちゃん自身は
どうしたい訳?」
宇野が吉岡に向かって
少々きつく言った。
「だから、俺は何とかしてぇけど
どうすりゃ良いか分かんねぇから
お前らに相談してんだろ💧」
吉岡が言った。
「ハッキリと皆に言えば
良いじゃんか。」
宇野の口調が先程より
きつくなっている。」
「違うよ千明💧
唯ちゃんはそれが出来ない
意気地なしだから
うちらに相談してんだよ。」
智恵美がサラリと言い捨て
吉岡に止めを刺した。
「コイツ……
ハッキリ言っちゃったよ💧」
「キッツイなー💧」
藤代と恭平がそれぞれ呟いた。
「あぁ…なるほどな…。」
宇野が智恵美の言葉に納得した。
「納得しちゃうのかよ!?」
いつもはボケの吉田が
珍しくツッコんだ。
「納得しちゃうんだよ。」
宇野が肯定した。
「とにかく唯ちゃんが変わらない
限りは何も変わらない訳。
つまり、意気地なしは意気地なし
らしく苛められてろ…って事。
つか、ウジウジしてる奴見てると
虫酸が走るんだよ!馬鹿が。」
智恵美が吐き捨てる様に言った。
「ち、智恵美💧
それはちょっと言い過ぎじゃ…」
宇野が恐る恐る言った。
「shut UP!!
こんくらい言わないでどうすんの?
大体このくらい
いくら唯ちゃんでも
想定内でしょ」
智恵美がハッキリと言った。
「さりげに非難してるし💧」
吉田が智恵美に聞こえない
程度に言った。
「…想定外だよ💧」
吉岡が小さく呟いた。
「何?
意気地なしのダメ教師。」
智恵美が吉岡を横目で
睨みながら言った。
「なんでもねぇ…💧」
「じゃあ、黙ってろ。」
智恵美が吐き捨てた。
「こうなったら誰も
智恵美を止めらんねぇよ…💧」
吉田が小さく呟いた。
「教師にここまで言える
智恵美って…💧」
宇野も小さく呟いた。
「さて、うちバスの時間
だから帰るよ。」
「うちも帰るわ。」
「んじゃ、皆帰っか。」
智恵美に続き
宇野と吉岡も立ち上がった。
そして、その日の話し合いは終了したのだった。
~オマケ~
「誰が喋って良いって言った?
ダメ教師。」
最後に追い討ちをかける
智恵美だった。
そしてこの場の全員は
智恵美を怒らせたら自分の命が
危ない事を学ばざる負えなかった。
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