🏫教師失格🏫

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「…智恵美…置いてくから。」 1分程してから宇野が言った。 「だからさ…何で君はそんなに ズバズバと人が傷付く事を 言うの!?」 智恵美が勢い良く起き上がって 宇野に言った。 「お前に言われたくない。」 宇野がサラリと言い捨てた。 「ですよね~。」 「じゃあ、言うなよ。 お前面倒臭い。」 「うん。 うちもそう思うよ。 うち面倒臭い子だから。」 「自覚してんなら治せよ。」 「治し方が分からないから 今がこうなんだよ。」 「あー…マジウゼェ…。」 「だろうね~。」 等と言い合う智恵美と宇野 であったが、男子達はその光景を みて呆然とするだけだった。 「いや、つかさ… 誰かツッコめよ!! うちと千明なんだから 誰かが止めないとうちら ずっと言い合ってるからね!? 普通にツッコもうよ…💧」 智恵美が呆れた様子で言った。 「ツッコませるくらいなら やるなよ……。」 藤代がボソッと呟いた。 「その通りデスネ…💧 あー疲れた~💧」 智恵美が机に寄り掛かって だるそうに言った。 「つーか、お前のせいで話 進まないんだけど💧」 宇野が少々智恵美を睨み言った。 「わーったよ💧 マジメにやりますよ💧 …んじゃ、今から1人1枚紙を 渡すから、そこに唯チャン宛てに 手紙を書いて。 そっから纏めるから。」 智恵美がさっきとは違って 至極真面目な顔で全員に ルーズリーフを配り始めた。 「智恵美が…真面目になった…」 宇野が思わず呟いた。 他の4人も驚いている様だ。 「うちがマジメになっちゃ いけませんか?」 智恵美はそう言いながら 帰り支度を始めていた。 「…そういう事じゃないけど…」 「んじゃ、唯チャン宛ての手紙は 明日の放課後提出で。 うち、バイトだから帰るね。 でわでわ、サヨーナラー!」 智恵美はそう言うと自分の鞄を 持って足早に教室を出ていった。 残された5人は智恵美の配った 紙を呆然と見ていた。
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