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俺はあまりの恐怖に動けないのに、俺の膝は笑っていた。
爆笑していると言った方がいいかもしれない……
『……ょに……そぼ………ねぇ………てるの?』
男の子はブツブツと何か喋っている。
ブーー!ブーー!
涼「わぁあぁ!!!」
突然鳴った携帯のバイブ音に、俺はまた情けない声を上げた。
叫んだ拍子に、俺は部屋から飛び出した。
バタァン!!
俺はドアを勢いよく開け、ドアを閉めて全力で抑えた。
頭の中には男の子の事しかない……
ただ全力でドアを抑えていた。
涼「ぅぅぅ~!ぅぅぅ~!!」
ドアがピシピシと音を上げている。力が強すぎるのだろう…
これなら出て来れない……
『おにいさん……なにやってるの?』
涼「……………え?」
俺は振り返った。
『いっしょにあそぼ?ねぇ、きいてるの?』
そこには、さっきの男の子がいた。
涼「ひぃっ!わぁあああぁぁあぁあああぁあ!!!」
午前3時20分…
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