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ペタ……
ペタ……
ペタ……
男の子はゆっくりとこっちに歩いてくる。
涼「はぁ……はぁ……」
落ち着け!
冷静になれ、俺!
涼「ふぅ……ふぅ……」
俺は無理矢理に呼吸を整えた。
ペタ……
ペタ……
ペタ……
どんどん近付いて来る……
よし……
絶対行ける!
涼「うおおぉぉぉ!!!!!」
『……ぁ……』
俺はいきなりダッシュして男の子の横を抜けた。
『まってよ……』
涼「あぁあぁあぁあ!!!!」
ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!
俺は急いで階段を駆け降り、一階和室のふすまに隠れた。
涼「はぁ!はぁ!」
『どこいったのー?』
ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!
階段を降りてくる音が聞こえる……
午前3時24分…
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