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「ただいまー」
「あ、あなたお帰り」
そう言ってお帰りのキスをするのは、1年前と変わらない。
「今ご飯の準備するから待ってね」
景子はリビングにパタパタと消えていった。健一はその後に続きソファーに座り新聞を眺める。
ふと、健一は景子を見た。バタバタと料理を仕上げる景子の髪の毛はボサボサしていた。
『昼寝してたな…』
そう思い、健一はフッと笑った。
「はい、あなた。」
テーブルには野菜炒めと味噌汁。ご飯。
「美味しそう。いただきます。」
「いただきまーす」
景子もフーっと一息ついた。
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