プロローグ

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…今、『俺』は階段を上っている。 ゆっくり、ゆっくりと。 まるで自分の部屋に行くような足取りで…。 だが歩を進めるたびに金具が擦れるような音がする。 両手が拘束されているんだな、これが。 両脇には兵士がついてるし…。 そのまま歩き続けると扉の前にたどり着いた。 「ほら、とっとと行け。」 一人の兵士に促され『俺』は扉をくぐった。
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