第一章

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〒〒〒 〒〒〒 「こんにちはっ! お歪みさん!」 夜のコンビニ帰りの僕に、奇抜な少女は奇妙な挨拶をしてきた。 どこから描写しようか。 そうだな、とりあえず今の状況が優先かな。 状況把握は大切で、状況分析は重要だ。 違いが解らないという人は辞書を引いて欲しいと冷淡に突っぱねるところだが、僕的に言わせてもらえるなら重要とは共通事項、つまりは客観性を帯びていて、大切とはもっと主観的なものだと思う。 思い出は大切と言っても重要とは言わないだろう? そんな感じだ。 すると、先程の文は……って要らない解説だな。 さて。 僕は11月10日の22時にコンビニへと向かった。 コンビニにあるかどうか怪しいものだったけど、最近のコンビニは何でもあるという言葉を信じて、こんな夜中ではあったけど買い出しに向かった。 しかし、僕が信じていたどっかの誰かの言葉はそれをせせら笑うように裏切り、僕の世間に対する評価は懐疑という溝を深めた。  
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