第一章

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〒〒〒 〒〒〒 今僕は、僕は今、どちらが適切な言い回しなのだろう。 どうでもいいか。 とりあえず、現在の僕は己の足に帰宅命令を出して稼動中の足に運搬されている途中だ。 要するに、コンビニから帰っている途中ってこと。 そして僕の後ろを歩く白黒雌性人はオモチャもお菓子もお小遣いもあげてないし、その予定も約束していないのにずっと付いて来る。 歪みを解消、とか言っていたが意味が解らない。 いや、別に日本語的な意味が解らないというわけではない。 両親ともに日本生まれの日本育ちの日本人で、その血を継ぐ僕も同様に日本生まれの日本育ちの日本人だ。 解らなかったらコミュニケーション能力に大いに支障を来す。 ちなみに、国語の成績には既に支障を来している。 大小の記載は勘弁してください。 話が脱線したな。 事故に発展する前に戻ろう。 歪みを解消とは言うけれど、僕のどこが歪んでいるというのだろうか。 僕は普通の高校二年生だ。 趣味は読書と普通なもの。 むしろ地味と評価すべきか。 性格だって、曲線を描く根性と腐敗の性根かも知れないが、手に負えないようなレベルではないはずだ。  
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