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俊也は一条沙凪の隣りの席に座り話し掛けた
「改めてよろしく、武神の一条さん」
沙凪は俊也の方を向くと無表情のまま口を開いた
「あなた、何を失ったの?」
「ははは、いきなり確信ついてきたね」
俊也は苦笑いした
「そう?」
「後程、別の場所で…でいいかな?」
「……わかった」
沙凪はそれだけ言うとそっぽを向いた
「じゃあ~HRを~終わりまぁ~す」
アダムスはそう言い教室から出て行った
「ねぇねぇ騎瑠君だっけか?」
俊也の目の前につなぎを着た1人の男子生徒が近寄って来た
「えーと」
「おっと、ワリィ。俺は【白神 椋】よろしく」
「よろしく」
「しかしお前、かなりやり手だな」
椋はそう言い煙草に火をつけた
「もしかして避けたの不味かったかな?」
椋は口端を吊り上げニヤリと笑った
「お前やっぱヤベェ奴だな、次の聖戦が楽しみだ」
椋は煙を吐くと笑いながら教室を出て行った
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