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???「誰が生首よ。誰が」
女の生首は変な裂け目から体を出して私の前に着地した
「だ、誰何ですか貴女!?」
紫「私の名前は、八雲 紫。幻想郷の賢者をやってますわ」
「その幻想郷の賢者が何のようよ!?」
紫「貴女のご両親に頼まれてたのよ…
もし、私達が死んだら美砂を頼むってね」
美「父さんと母さんが…??」
紫「えぇ、そうよ」
私はいきなりそんなことを言われ本当なのかどうかを疑い始めた…
紫「後、これを貴女に」
美「…」
私は紫さんから渡された手紙を恐る恐る手にとり、中を開けて文章を読む…
美砂…お前がこれを読んでいる時には、父さんと母さんはもういないであろう…。
どうか泣かないで欲しい…
私達は目の前にいる昔の友人の紫にお前を頼んだ…私達が育った幻想郷と言うところでお前を連れて行ってくれと頼んだ。
嫌ならその家に残ってくれても構わない…
だが、私達は美しくて綺麗な幻想郷を見てきて欲しい…
どうか、強く育って欲しい…たくましく生きろ美砂。 父さんと母さんより
美「…父さん、母さん」
私は泣きそうになった。
紫「泣きなさい。
我慢することはないのよ」
美「う、うあああああああん」
私は声を上げて紫さんの胸をかり泣き出してしまった。
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