プロローグ

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彼女との出会いは忘れもしない。 決して、運命的でも珍しくもない、普通の出会いだった。 俺の通う大学の近くに、たまたまチェーン店の喫茶店が出来た。 俺も他の奴らと同様、もれなく一度行ってみることにした。 店長以外は皆新人アルバイトなんだろうな、と感じさせる、見事な「不」連携プレイの中、テキパキと動くコが一人だけいた。 愚鈍に動くメンバーの中、動き回る彼女は突出していた。オーダーも雑務もさっさとこなし、笑顔も絶やさず接客態度も素晴らしい。 そして大層…可愛かった。
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