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芦戸が歯を「キラーン」と輝かせ、女子生徒が卒倒するスマイルを向けたが、
綾乃「竜堂先生、今夜お食事でもいかがですか?」
優「ああ、すいません。結衣を保育園に迎えに行くので…」
芦戸「……………」
ガン無視だった。
卒倒スマイルを引き吊らせ、忌々しげに優を睨み付ける芦戸。
綾乃「あ、芦戸先生、今何か仰いました?」
しかも話し掛けられた綾乃は一ミリたりとも聞いてなかった。
芦戸「…いえ、何も…」
プライドズッタズタである。
キーンコーンカーンコーン
ホームルームの予鈴が鳴った。
優「あ、それじゃあお二方」
綾乃「ええ、それじゃあ」
芦戸「…そ、それでは」
優は教室へと向かった。
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