竜堂 優

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優「うぃー。おはブッ!?」 パコーン!! ドアを開けた優の顔面をビニール製のボールが襲った。 「「「「…………あ"」」」」 先ほどまで騒がしかった教室が沈黙に包まれる。 教室内の机は左右の窓際に押しやられ、生徒が教室の前後に分かれていた。 ドッジボール。 このクラスの生徒達はホームルーム前にビニールボールを使ってこれをやるのが恒例だった。 優「………お前ら…」 「「「「すいません!!」」」」 生徒達が一斉に土下座した。 優「………ハァ」 優はまた溜め息をついた。
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