#01 セイギノミカタ、囚われる。

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振り向くと、そこにいたのは無精髭を生やした男の人と、若くて綺麗な女の人。 どちらも、無機質な白い服を身に付けている。 男の人は、穏やかな微笑を浮かべながら、少年に歩みよった。 「驚いたよ、奇跡的だね。……ひょっとしたら、一生眠り続けていたかもしれないのに」 少年は、怪訝な顔で首を傾げた。 「おじさん、誰?」
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