#01 セイギノミカタ、囚われる。

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「ん?」 ふと、エレベーターが動きを止めた。 お馴染みのインターホンと、ランプが点いているから、故障ではないことは確かだ。 扉の向こうにいる相手が、人を凝視しない、他人に無関心である事を祈る。 扉が開く。 「え」 地震が起きたかのように、視界がぐらついた。
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