1章

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HR後 ざわつく教室のドアから大輔の呼ばれる声がした 澪「外山君ちょっといい?」 大輔「…はい」 大輔は立ち上がり久志の前を通って廊下まで出た 久志はニヤニヤと笑っていた 二人は生物準備室まで行った 澪「生物のテスト…いったいどうしたの?」 大輔「勉強はしました!ちゃんと!、なのに全然できなくて…」 澪「平均点は71点、外山君は31点…、どういうことか分かるよね?」 大輔「はい…すみません……」 澪「まぁ、一応30点をこえてるから赤点にはしないわ、けど補習にはでてもらうからね、いい?」 大輔「はい、あの…俺一人ですか?」 澪「仕方ないでしょ、外山君の次に悪い子でも60点よ?」 大輔「はい、すみません…」 澪「明日からだから忘れないでよ、じゃあ気をつけて帰ってね」 大輔「…はい、失礼します」
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