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『A、お前はまだ結婚したことも無い。まだわからん。何にもわからん。それにもうお父ちゃんはお前らのお父さんじゃない。』
『お願い…大切なこと聞いておきたいから…』
『お父ちゃんな、漫画家目指してたころ、絵なんかものすごい下手でな。今みたいに人物の少しも描けやんだ。多分いまのKぐらい下手くそや。それを変えてくれたのが師匠やった。』
『そこが聞きたかったの〓』
『アハハ😆💦』
😃『金曜日の人って誰?』
『💨言えない。何があっても。言えない。』
『お父ちゃんの愛人…』
『愛人じゃない。研究所の同期だ。Uも何度も聞いてきたことだ。あとWお姉ちゃんとのこともな。』
『Wお姉ちゃんはあそこ見れやんだって…』
『どうでもいい今さら、罪はあがなった。』
『じゃあ、お母ちゃんにも愛情は無かったの?』
『あった。Uが浮気しても嬉しいぐらいの心境で愛してた。だからお前が居る、A。』
『浮気しても嬉しいってそんな愛いがんでるよ…』
『いや、お前も女なら旦那ができればわかる。…』
『その旦那さんがお父ちゃんじゃダメ?…』
時間が一瞬止まった…
その一瞬、MとAは永遠に見つめ合った気がした。私……お父ちゃんの子じゃないって…』
『え?💦俺の、子…じゃ……』
『私はお父ちゃんの子供じゃないの!お母ちゃんでも誰の子かわからんって!』
マナミはそう言うとガタンと椅子に言わせてなりふり構わず喫茶店を出て行った…
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