第五十四章 爆ぜる雷

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電撃の衝撃で彼のトレードマークの帽子は空を舞い、ヒラヒラと少し離れた地面に落ちる。 強い風に彼の銀色の髪が靡き、それは太陽の光を受け美しく光る。 しかしその太陽が照らし出す彼の体には、至る所に傷があった。 そこから赤い鮮血が流れ出し、それは音も無くコンクリートの地面に滴り落ちていく。
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