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南「ねぇ…綾部君ってさぁ…」
つばき「つばきでいいよっ」
南「そう。でさぁ…格ゲーとか…やる?」
つばき「格ゲー…?ってあの格ゲー…?」
南「そうー。あの格ゲー。」
つばき「まぁ…男子なら格ゲーなら必ずしもやったことあると思うけど…。」
南「やっぱり。…じゃ私の相手してよっ!」
つばき「えっ!?」
南「さあさあ。やっぱりこういうゲームって、ひなちゃんや愛じゃ手応えが無いんだよね~」
つばき「まぁ…いいけど…」
(…自慢じゃないが、格ゲーは、俺の得意分野やで、この前の東日本大会では、1000人中57位と言うまずまずの成績だったのだ!ふふふ…)
南「準備出来たよ。」
つばき「おうっ!」
ひな「綾部先輩がんばってくださいねっ」
高坂「旭は、強いよ~勝てるのぉ?」
つばき「大丈夫だっ!」
(ゲームSTERT!!!!)
「ドゴッ!ドカッ!ドスッ!」
「you lost!」
つばき「な、何い!?」
(何なんだ、この強さは…それに…この闘い方どこかで…)
南「へへへ…強いでしょ」
つばき「……南…旭…?」
その時、何か頭にピンときた。
つばき「みなあさ…?ミナアサ!ハンドルネーム ミナアサ!だよねっ」
南「そうだけど…」
高坂「どうしたの?」
強い「ミナアサ。この前の東日本大会2位。決勝バトルでは、その残虐なまでのハメ攻撃で、その闘いっぷりから"残虐の天使"と呼ばれた恐れられたんだっ。」
高坂「何それ…」
南「まぁ…残虐の天使ってのは、ひどいって思うんだけどね…」
南「あーあ、もっと手応えあると思ったんだけどなぁ~」
つばき「あのな、2位に勝てる訳ないだろう…」
ひな「あ、あの、みなさ~んそろそろお茶にしませんか…」
高坂「そうね~。」
ひな「綾部先輩もこちらへ、どうぞ。」
つばき「えっあ、うん。」
高坂「あんた、女子に交じって、お茶飲めるからって浮足立ってじゃないわよ。」
つばき「ち、ちげーよ!」
(お茶を飲む…)
つばき「お、美味しい…こんなお茶はじめて。」
ひな「ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです。」
恥ずかしいそうにニコッと微笑む。
と、手元にあるカップに書いてある名前に、気が付くつばき。
つばき「あれ。唯(ゆい)…。」
ひな「あ、それカップがなかったので、望月先輩のを借りたんです。」
つばき「ひなちゃん、望月さんって…」
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