始まりの記憶。

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つばき「何だよ。ソレ…?俺だって、"愛"ぐらいわかるよ…たぶん。」 女子生徒「ふぅん…じゃテストしてあげる。」 彼女は、「得意げに、テストしてあげる」 と言いつつ。 テストが始まってしまったのだった…。 女子生徒「第一問。 君の名前は?」 つばき「つばき…2年の綾部つばき…。」 女子生徒「ふぅん~第二問」 「今、心に決めた好きな人がいる?」 修二「いない…けど…」 女子生徒「何かやりたいこととか、見つからず こんな所で、何もせず、空を眺めてる」 つばき「そう…だけど…」 女子生徒「ん~やっぱりこういうの無しにしよっ合格かどうかなんて私わかんないし…」 つばき(な、何ぃ~) 女子生徒「やっぱりこの年じゃ、やりたい事とかわかんないし。」 でも、今やりたい事が無いなんて、損だと思わない」 「人は、何か目標が無いと生きていけないの」 「それでも、わかった事は、あった。」 ………。 女子生徒「さてと、そろそろ行こうかなっ」 とベンチから立ち上がり屋上の扉のほうへ向かう。 「あっ。私、愛里、」 つばき「えっ。」 「2年の高坂愛里。よろしくねっ」 と言って去っていった… つばき「高坂愛里…か…なんか弾丸みたいなやつだったな」
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