始まりの記憶。

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そして、その次の日。…… 教室から、ふらっと出てくる、高坂愛里を、見つけた。周りには、たくさんの女子に囲まれて。 つばき「あぁ、あいつ隣の隣の教室だったのか~。」 「それに、人気者なんだなぁ~」 同じ教室の友達「な~に見とれてんの?」 ぽんと肩に手を廻す。 友人「あ~あの子ね。気になってんの?」 つばき「ちっ違う。」 友人「慌てちゃって慌てちゃって~。」 つばき「ほんとにそんなんじゃねーって!」 友人「あの子、"軽音部" だよっフフフ…」 つばき「だから違うって…」 友人は、そう言い残し去って行った。 つばき(軽音部か…) 授業中も、ちょっと気になっていた…。 そして、休み時間。 廊下でバッタリと、高坂と、あった。 目が合ったのだが、 その時は、高坂は、女友達といたせいか、知らんぷりで通り過ぎたのだった。 お昼休みになり… 俺はいつものように、教室から、少し遠い学食のパン屋に、食料調達に行く。 学食のパン屋にて… つばき「焼きそばパン一つ…」 パン屋のオバチャン「あー…もう売れちゃったねー。」 つばき「じゃ…チーズブレッシュ…」 オバチャン「あーそれも売れちゃった」 ……… しょうがなく、パック牛乳と、オニギリと、サンドイッチセットを買うのであった。 つばき(なんかミスマッチ…) 不満げながらパン屋を後にした。 そして、屋上に向かうのだった…
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