1.始まり

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「カンカンッ ウィーーン スパパパパッ 」 よし、完成。 俺の愛しのハイスペックな嫁達の力を借りて、神薬を作り出すことが出来た。 今回の物は前回のデータを少し弄っただけで出来たので、さほど時間はかからなかった。ざっと4時間。 もう夕日の光が窓から見える時間だったが、俺は構わずに『ハム2号』に投与した。 …………… 「うわっ」 ハム太ツーを中心に渦巻くように強風が発生。 ちょっ…… 愛しの嫁達にダメージがっ!! 危機を感じた俺は、先ほどハムスターに投与したものと同じ神薬を素早く飲み込んだ。 「うをぉぉおおおお」 雄叫びをあげてハム2号を睨み付ける俺。 それは風と風がぶつかり、至るところに鎌鼬(カマイタチ)による傷ができていった。 「ハァァアアアアアッ」 俺は両手を前に出してハム2号の周りを圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮。 ハム2号は潰れたようで、プチッと音をたてて地に伏したのだった。 ふぅ………隠れ中ボスお疲れ様…。 少し危険な状況だったが、神薬は無事成功していたようで俺は少し安心することができた。
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