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「カンカンッ ウィーーン スパパパパッ 」
よし、完成。
俺の愛しのハイスペックな嫁達の力を借りて、神薬を作り出すことが出来た。
今回の物は前回のデータを少し弄っただけで出来たので、さほど時間はかからなかった。ざっと4時間。
もう夕日の光が窓から見える時間だったが、俺は構わずに『ハム2号』に投与した。
……………
「うわっ」
ハム太ツーを中心に渦巻くように強風が発生。
ちょっ…… 愛しの嫁達にダメージがっ!!
危機を感じた俺は、先ほどハムスターに投与したものと同じ神薬を素早く飲み込んだ。
「うをぉぉおおおお」
雄叫びをあげてハム2号を睨み付ける俺。
それは風と風がぶつかり、至るところに鎌鼬(カマイタチ)による傷ができていった。
「ハァァアアアアアッ」
俺は両手を前に出してハム2号の周りを圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮。
ハム2号は潰れたようで、プチッと音をたてて地に伏したのだった。
ふぅ………隠れ中ボスお疲れ様…。
少し危険な状況だったが、神薬は無事成功していたようで俺は少し安心することができた。
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