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「鏡よ…世界で一番美しいのは誰だい??…そう、僕だね。ん??当たり前のこと聞くなって??」
誰コイツ。
第一印象は美形だったのに…何か残念な人に印象が変わろうとしている。
ってかどっからその鏡持ち出してきた…アレか、お前のポケットはドラえもんのポケットなのか。
いつまで鏡見てんだし。
うん、スルーだ。コイツは危険。
そう判断して回れ右をしようとしたらガシッと思いっきり肩を掴まれて、思わずギャッと叫んでしまった。
「あぁ、すまない。ただ君が悪いんだよ??美しい僕を見ようとしないからね」
ふふっと周りに花が咲いた様な笑顔で言われ、思わずドキッとしてしまった。
「いや、あの。ってか理不尽すぎる理由じゃないですか??俺、入学式あるんで、手を離して頂けるとありがたいってか…」
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