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思い返せば
一真はいつもこうだった
~小学六年生の時~
「なぁ!村石、あの子可愛いよな。惚れてしまったわ」
下校してるときに
突然、一真が指を指しながら言い出した
見てみると
中学生のおっとりした感じの女の子が歩いていた
「え?中学生やん、あの人。無理やって」
と隆俊が言ったのもつかの間
一真は
「俺は世界の林田一真やぞ!任しとけ!!一発で落としてきたるわ!」
「う、うん…」
意味不明なことを隆俊に言いながら一真は女の子に声をかけた
「あの~、俺と付き合って下さらい!」
『噛んでるやんけー!てかいきなり告白ー!?』
隆俊は心の中でツッコんで二人を見守った
すると
女の子は
「告白で噛むとか、ウケる~!アハハハハハ」
「お子ちゃまには興味ないわ~」
と爆笑しながら
去っていった
そのあと
一真が寝込んだのは
言うまでもない
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