テキトウ

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僕の物語……いや『テキトウ物語』の始まりは、僕が小学生になってからだ。 テキトウの意味?それはこの物語には関係ないだってテキトウなのだから。 小学一年生 僕は母から一冊のノートをもらった。 すると母は 『何か楽しいこと悲しいことあったらここに書いて忘れなさい』 僕はそれを毎日書いた。 楽しいこと悲しいことも全部。 小学二年生 ノートはもうテキトウに並べた文字ばかりだった。 『ゆうきくんがこけた』 『ともだちが休んだ』 などすごく簡単に書いていた………… 小学三年生 そのノートを無くした…… 小学六年生 僕はふと棚の上の物を触るとノートがでてきた。 ほこりがすごかった。 ほこりをはらうとそれは無くしたノートだった。
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