第一章 夢と日常と異世界と

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~数日前~ 「ん……またか」 最近変な夢を見る。 見た夢を必ず覚えていて、その夢が実際に現実になって起こるのだ。 詳しく言うと映像が見えるだけで声はまったく聞こえてこないのだが。 正夢と言ってしまえばそれまでなのだが。 こう毎日それが起こると正夢では済ませなくなってきた。 それを親友に相談してみると。 『何それ、テ・ラ・キ・モ・ス』 て言われました。本当にありがとうございます。 はっきり言って初めて本気で死ねばいいと思った瞬間だった。 こっちは真剣に相談したのにあの言葉にはマジでムカついた。 だから無言で鳩尾にドロップキックをキメてやった。 そしたらあいつは『ちょ、おま……それ反則』とか言って10分ぐらいうずくまってうごかなくなったっけ。 あの時は盛大に笑ってやった。
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