第一章 夢と日常と異世界と

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ん? 俺はふと視界に入った時計をみる。 な、何ぃ!?8時20分だとぉ! しまったあいつの事を考えている間に遅刻寸前だ。 学校まで歩いて20分走って15分ぐらいのはずだ。 そして学校は8時40分までに着けば遅刻にはならない。 つまりはあと5分以内に学校の準備をしなくては遅刻確定。 俺は5秒で着替え10秒で歯磨きと顔を洗う。 どうだ俺の凄まじいスキルは。 このスキルは遅刻回避スキルといい俺が中2の時に目覚めたスキルだ。 このスキルのおかげでこの3年間遅刻したことはない。 ………なんてものがあるはずもなく、俺は着替えと歯磨き、顔を洗うのに2分かかってしまった。 ていうかそんなスキルがあるのならすべての学生が欲するだろう。 あ、ちなみに3年間遅刻をしていないのは本当だ。
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