はじめまして

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「やーっほーっ!!!!」 「!!!!?」 私の眼前に何かが覆い被さってきた。 それは一枚の白い布をまとった 半透明な人間だった。 驚いた弾みで足を踏み外し 右側の段々続きの岩肌へ落ちかける。 「きゃぁっ!!」 私はとっさに身体を反転させるが 下半身を投げ出してしまう。 「おー、危機一髪だねー」 半透明な人間はゲラゲラ笑いながら私を見ている。 ドポンッ 踏み外した際下に落ちた石が 岩肌へ何時かぶつかった後、 波へとのまれた音がした。 「た、助けて…」 おかしな話だが私はとっさに幽霊に助けを求める。 「えー」 幽霊はニヤニヤしながらこちらを見ている。 「死にたいんでしょ?君」
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