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私は口ごもってしまった。
当たり前だ。
助かった代わりに誰かを殺すなんて私にはできない。
「………」
「……………」
沈黙が流れる。
「どうしたの?」
幽霊が語りかける。
「いや……その……」
「あ、多すぎて決められない?
私としては別に1人じゃなくても構わないけど?」
話がかみ合わない。
「そういうわけでは無くて……」
「え?決まった?」
やっぱり合わない。
どうしよう。
「………」
「……………」
また沈黙が流れる。
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