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私に名案が浮かんだ。
時間稼ぎでしかないが
これしか手段は無い。
「実は……」
「おっ、だれだれ」
幽霊は期待に目を輝かせている。
「まだ私、助かって無いんです」
「はい?」
私はそのまま現状を幽霊に話した。
イジメにあい、死んでいるも同然な現状を。
「あーあーあー」
幽霊は口を開けてうなずいている。
「ですから、私が本当に生き返ったら
改めて誰かを指名します」
すこしずるい気もしたがしかたがない。
「別にそれでもいいけどさぁ。
一応お腹空いたときはもらうよ」
「何をですか?」
「命」
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