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2番、3番……と続き、あっという間に香川の番になった。
「香川、郷中出身です!趣味は将棋!以上、よろしく!」
将棋…。渋いな。
予想してなかった香川の趣味に俺は顔がニヤけた。
「かっこいい…。」
前の席の女子が席に戻る香川を見つめながら呟いたのが聞こえて、俺はまた顔が緩んだ。
「なんだよー!ヤラしい顔して?」
「別に。将棋…好きなの?」
「オレ、じーちゃんっ子だから昔っから遊びイコール将棋しか知らなかったんだよね!」
また香川が無邪気に笑った。
その笑顔を見るとお世辞じゃなく、すげー良い奴だと感じた。
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