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「関口縁です。趣味は…………。」
あれ?俺、趣味あるっけ?
「…無趣味です。」
教室がどっと湧いた。
「関口君て面白いわね!」
須藤先生が笑いながら言ったので、俺は軽く頭を下げて席に戻った。
「お前っ、あれだけ悩んで無趣味て!何か有るだろ普通!」
香川が体を乗り出して突っ込んできた。
「……いや、無い…かも。」
「いつも家で何してんの?」
「寝てるか、起きてても特に何も。」
自分で言ってて俺って面白くねぇな、と思った。
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