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2ヶ月後…
「タエ…ちょっといいか?」
放課後、彼氏の大崎直人が妙子を呼んだ。
「何?」
「俺…高校やめるんだ。」
「え…」
唐突の発言に妙子は立ちすくんだ。
直人の父親は漫画家だった。
「俺の親父は例の条例によって、クビになったんだ。
だから俺、明日から職探しする。」
「そんな…」
「だから今日でお別れだ。
今まで楽しかったよ。
じゃあな。」
直人はその場を去った。
妙子はその場で立ちすくむだけだった。
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