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ここは人里離れた廃墟…
かつてはリゾートホテルとして賑わっていたのだが不景気の煽りで客足が遠退き呆気なく潰れてしまい、今じゃ荒れ放題。
たまに廃墟探索好きの変わり者や、肝試しに若者達が来る程度だ。
そんな滅多に人が来ない廃墟に人影が!
廃墟への来訪者は四人の厳つい風貌の男達、彼等はニヤニヤと笑いながら「後はこいつをどう山分けするかだな」とアタッシュケースを眺めていた。
アタッシュケースの中身は宝石…ダイヤにサファイアエメラルドが複数詰め込まれていた。
彼等は宝石店を襲撃し、従業員と警備員、来店客を短機関銃で殺害し逃走していたのだ!
「平和ボケしたジャップ程やり易いカモはいないよな!」
「いざとなれば基地に匿って貰えば良いさ、基地に逃げればジャップの警察は手も足も出せないからな」
彼等の正体は在日米軍基地の兵隊崩れの強盗…治外法権を悪用し悪事を働いていたのだ!
彼等がゲラゲラと笑っていると、「貴方達絶対許しません!日本警察を舐めないで!」と女性の声がする。
彼女の名は新藤麻美、都内警察署の交通課の婦人警官、ミニパトでパトロール中に逃走中の彼等と遭遇し果敢に挑むが返り討ちに遇い連れさらわれ人質に…
後ろ手に手錠をかけられた麻美を彼等は嘲笑いながら「今度のゲームにはオマケが付いてきたな…たっぷり可愛がってやるぜ…」と舌なめずりしながらニヤついていた。
「ちょ…可愛がるって…嫌…やめて…」
威勢が良かった麻美の顔に恐怖と絶望が見えはじめた
「へへ…俺様のマグナムはジャップの粗末なモノとはわけが違うぜ!」
兵士崩れ強盗のリーダー各が怯える麻美に手を伸ばした刹那!突然ボンと爆発音が響き辺りに白煙が漂う!
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