プロローグ

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正直神様が言った事は嘘か本当かわからない。 だけどどうせ俺にはどっちかわからないんだ。 だったら俺にとって良い方に受け取った方がいい。 そうすれば俺も救われるしな。 「…ありがとな。」 ようやく心が落ち着いてきた頃、ひとまずお礼を言っておいた。 「どういたしまして。そろそろ本題に入ってもいいかい?」 神様が本題と言った瞬間俺は即座に今までの俺から普段の落ち着いている俺に切り替えた。 さっきから疑問に思っていたんだ。 1日に何万と死んでいく人間すべてに神様が会っているはずがない。 そんななかで神様に会えた俺はなんなのか… 自分が特別な存在だとは思わない。 俺はどこにでもいる喧嘩が強くて人より不幸な人間だ。 それこそそんな奴だって日本だけでも何千といるだろうからな。
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