プロローグ

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「なんで俺なんだ?それこそ人間なんて山ほどいるだろ?」 神様は俺のその問いに先ほどのような笑顔でこたえた。 「それは君の意思の力が凄かったからだよ。 実は君の妹はあの時死ぬ事が運命で決まってたんだ。 それを君は見事塗り替えた。君が誓いを守ろうとする意思の強さで。 変わりに君が死んじゃったけどね。」 神様は心底楽しそうに語っていた。 俺からみたら信じられないような話だったが、神様を見てるとなんかどうでもよくなってきた。 結果論から言えば妹は助かったんだからな。
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