プロローグ

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「ん……」 なんか懐かしい夢を見た気がするな… 俺はそんな事を考えながら寝そべっていた身体をおこした。 そして、周りを見渡して物凄く驚いた。 「えっと…ここどこ?」 いつも通り見慣れた部屋の中で起きたと思っていた俺を出迎えたのは白一色に染められた空間だった。 白といっても様々な白が有るがこの白は絵の具で使われるような白といったところだ。 それゆえに奥行きもよくわからずこの空間がどれぐらい広いのかもわからない。 しかも俺が座っている所も白一色。 だから自分が床に座っているのか、はたまた浮いているのかもわからない。 不思議と浮いている感じもするし、座っている感じもするんだよな… ただ簡単に上半身をおこせたから座っているんだと思うんだが…
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