張遼

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「わぁ!人が沢山…!」 「夕方の市は流石に混みますな…はぐれないようにお気をつけなさいませ。」 「うん。」 「何なら、御手を繋ぎましょうか?」 「…ぁっ…///」 「あぁ…触られるのはお嫌でしたかな?」 「張遼は…ずるい…」 「?」 「私ばかりドキドキして…馬鹿みたい…///」 「馬鹿みたいとは失敬な。私は貴女といるだけで胸が高鳴ってどうしようもないというのに…」 「っ!?」 彼の鼓動に高鳴るという形容詞は幼稚すぎた。
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