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ドクオは再び黙り考える。他人としてみるならあれでいい。幼なじみとしてはどうか。
('A`)「まぁ、言い過ぎじゃね?」
それが彼の意見。
(´・ω・`)「……そうか」
彼自身そう思っていたのか、悲しそうに眉を垂らした。
(´・ω・`)「……後で謝っとくよ。それより今日は君に話があって」
彼はそう結論付け話題を変える。
('A`)「話?」
(´・ω・`)「最近、銃を持った人のみを襲う通り魔がいてね。なんでも金髪蒼眼で刀を使う男とか……。名前はツン=デレ、コード【疾風の刃】」
('A`)「!」
その名前を聞いた途端彼は立ち上がった。顔は青ざめ冷や汗をかき、体は小刻みに震えていた。まるで何かを恐れてるかのように。その反応を見て、やっぱり、と呟く。
(´・ω・`)「……コード【黒き刃】素直クールの弟子、だね?」
('A`)「…………」
ドクオは答えない。いや答えられない。恐らくはショボンの声すらまともに耳に入っていないだろう。顔色は悪くなる一方だ。
それに構わず話を続ける。
(´・ω・`)「被害は一ヶ月前から。犯行時刻は深夜から早朝。今までで五十人以上もの被害。……組織から数人、さらにモララーがやられた」
('A`)「も、モララーが……?」
やっとの思いで声をだす。しかしそれ弱々しく消えそうな声だ。
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