ー求む!戦う女の子ー

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と いうより ¨怒る¨ や ¨叱る¨ ということがほとんどなかったように思う まずは 「雛子は どうしてそうしたの?」 「それは ~だから ママは 良くないと思うんだけど 雛子は どう思う?」 と かならず 一回 私の視点まで下がってから話をしてくれた それがすごく嬉しくてわたしは 大人からみたら いわゆるコマッタちゃん だったかも知れないけれど 悪い子 ではなかったと自負している! わたしは ママの教育方針をリスペクトしてた ママだけじゃない いつもお仕事が忙しくほとんど家にはいなくても お誕生日 子供の日 ひな祭りに 運動会・・・ イベントのときには かならず参加してくれるパパ 五つも年上なのに ハンバーガー屋さんにいけば お子様用セットを必ず頼み 毎回 まるで恋人に指輪を送るように 「ほらっ 雛子」と満面の笑顔で おまけをプレゼントしてくれる兄 お買い物のときも 公園に行くときも 絶対 手はつないでくれないけど・・・ 夜中に トイレに行くときには 黙って廊下で待っててくれる二つ上の姉 わたしは そんな家族が大好きでした ううん! いまも だーいすき!!!
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