恋のキューピッド、来襲

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「ナイスツッコミなのラ!!」 少女は目を輝かせながら、腕を突きだし親指を立てた。 「なかなかのハイセンスなのラ、お前!!やっぱりわたしが見込んだだけはあるのラ!! それではこれかラ質問コーナーを設けるのラ。わたしは、なんか一方的に説明するのは苦手だかラ、一問一答形式のほうが助かるのラ。 ではどうぞ!!」 腕を突きだしたまま、手のひらを天井(空)に向ける少女。 「うん、それじゃあ…」 妙にハイテンションな少女に対し、俺は、今度こそ本当に言いたいことを一つにしぼり、告げた。 「部屋を直してくれないか?」 すでに俺の唇はブルーハワイと化していた。
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