恋のキューピッド、来襲

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「そう、問題はそこなのラ。 もちろんお前の予想どおり、わたしはデータもなく知ラない惑星に遊びに行くほど命知ラずじゃないのラ。 わたしは、ただ、散歩気分で宇宙をぶラついていただけなのラ。 うん、まぁ…それで…。」 ごほんごほん、と顔をほのかに赤らめながら、なにか気恥ずかしそうに咳払いをする少女。 なんだ、まさか散歩の途中で生理がきたとか言うんじゃないだろうな…。いや年齢的にないか。いや、でも宇宙人なんだから実際年齢はよくわかんないし…。 そんなアホな推測は、少女の超アホな発言によって打ち砕かれた。 「うっかり地球を消してしまったのラ。ちょっとくしゃみの加減を間違えちゃって…」 てへへ、と頭を掻きながら照れる少女。 え?
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