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3月15日、金曜日。
おそらくはるかかなたの銀河からやってきたのであろう少女が、地球の属す銀河系へと迷い込んでいた。
「ルララララ…、ここは一体どこなのラ…?」
あてもなくさまよう少女。その進路は自然と地球へと向かっていく。
「ルララ?なんだかあの星は青くてすごくきれいなのラ。ちょっと遊びにいこうか…な……はっくしょん!!」
宇宙の塵が入ったせいかよくわからないが、思わずくしゃみをしてしまう少女。
しかし、その<くしゃみ>というのはあくまで少女の視点に立ってはじめてくしゃみと呼べるものであり、人間の目から見れば、それは宇宙の始まりを彷彿させるかのような強烈な衝撃波だった。
また、たまたま少女の、口ならぬ砲口は地球に照準を定めており、結果的に。
地球は消し飛んだ。
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