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「き、教主様?何故ここに?」
俺は本気で驚いた。来るはず無いと思っていたからだ。
「お見舞いに来たんです。あ、もしかして嫌でしたか?」
レファイはシュンとなって俯く。
「あ……………いやそんな事は無い…………………」
熱で頭があまり働かなくなっていたせいか敬語が抜けてしまった。
「あはは。ようやく敬語抜きで話してくれましたね」
「…………………………は?」
さも楽しそうに微笑むレファイに対して俺は何が何だか分からずに呆然としていた。
「リザスは僕より年上でしょう?なら僕に敬語は不要ですよ。だってリザスは僕と同じ存在。狭間の者でしょう?」
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